クライアントは、トイレタリー用品を中心としつつ医薬品・健康食品など日々の暮らしに役立つ幅広い優良製品ラインナップを提供しているライオン株式会社様。
新規事業の取り組みの中で、AIエンジンの作成が一つの鍵となっていました。
このAIエンジンの開発段階での課題は、①好みをレコメンドするための相関のある要素を見出す、②限られたデータ量からAIの作成③UX向上のために設問数を減らすということでした。
それに対する取り組みとして、複数回のオンライン・オフラインでのアンケートを実施、データを収集・分析し、AIエンジンを開発し、PoCを実施することに。
オンラインでのアンケートでは、アンケート内容のご提案と、ターゲット層に向けた専用のアンケートシステムのデザイン・アプリ開発・システム構築と運用までを弊社メンバーが全面的に行い、提供。専用のアプリ・システムとすることでお客様のUXを向上させ、かつクライアントが求めるデータをスムーズに収集することができました。
オフラインでのアンケートでは、クライアントのノウハウを活用しパネラーを募りデータを収集しましたが、この際にもユーザのスマホからデータが収集できるようにしておくことで、オフラインでのデータ収集の手間を大幅に省力化しました。
それらのアンケートデータからAIモデルを開発し、ある程度の精度を持つAIエンジンができたためPoCを実施することとなりました。
PoCにおいてはキャンペーンを実施し、AIエンジンとUXの検証を行いました。
この段階では他社のサービスと連携するAPIをもったAIシステムを開発・構築し、運用しました。
また顧客からのフィードバック用のシステムも開発・構築。運用し、データを収集しました。
得られたデータを弊社データサイエンティストが分析し、途中段階で何度もクライアントと協議しながらレポートを作成しました。
最終的に、データの視覚化、分析結果とそこから得られた知見、今後の課題と提案事項をまとめ、エグゼクティブサマリーを加えて300ページ以上のドキュメントとして提供しました。
また、途中段階でクライアントへのAIのセミナーも実施することで、AIに対する理解を深めていただきました。
クライアントからは弊社メンバーに対して事業に関するセミナーを実施していただき、事業に対する知見を深めることができました。