クリエイティブサービスのお見積について
弊社はシステム開発会社として10年以上の歴史があり、Ruby on Railsでの開発を始めとするアジャイル型開発での場合、エンジニアの契約形態として、通常は下記の方法で見積もることが多く、クリエイティブサービスの場合もこの方法で見積もりをしています。
見積もり金額 = (開発に必要な期間) × (開発に従事する人数) × (一人当たり1ヶ月の単価 (人月単価) )
公開後の運用・保守に関しては、システムの規模・サーバ台数に応じた月額料金により提供しています。
(クラウド上で運用する場合のシステム使用料はダウンロード容量などにより変化します。)
ご契約形態について
弊社では以下2種類の契約形態がございます。案件の内容やお客様のご希望にあった契約形態をお選び頂けます。
①請負契約
出来上がった成果物に対して対価をお支払い頂く契約形態です。
ご契約の段階で納期と内容が契約書に明記されるため、仕様(サイトやサービスの要件、設計の詳細)が発注者様側で明確に決まっている場合には、納期と費用が早い段階で確定されるというメリットがございます。
とにかくリリースのスケジュールが決まっていて、自社で仕様書を作ることができて、発注後は全て開発会社に任せたいというお客様におすすめの契約形態です。
デメリットとしては、発注後に仕様変更や設計ミスが生じた際は、再見積もりや契約変更が必要になり、柔軟な対応ができない点です。最初の仕様を決める段階で、発注者様側でしっかりと要件を決めておいていただく必要があります。
②準委任契約
デザイナーの作業時間に対して対価をお支払い頂く契約形態です。
準委任契約の場合の開発の種類として以下のラボ型開発がございます。
ラボ型開発
「ある一定期間(半年や1年などを基本とされています)で発注する仕事量の最低保証を行う契約」のことです。
ラボ型開発では中長期的に固定でチームを確保できるため、①ノウハウが蓄積しやすい、②優秀なエンジニア・デザイナーを常に確保できる、といったメリットがあります。
弊社では、デザイナーもある程度のバックエンドやプログラミングの知識や経験を持ち合わせているため、開発案件にてエンジニアとデザイナーがワンストップで工程の流れを止めることなく、意思の疎通をスムーズに進行できるのが特徴です。エンジニアとデザイナーのラボ型チームでの開発で好評いただいております。
一旦ラボ型チームとしてご契約頂ければ、契約期間中はお客様専用の制作チームとして柔軟かつ臨機応変にプロジェクトの体制を組むことができます。
また、固定費である人件費を変動費にすることができることもメリットとしてあげられます。
バックエンドやプログラミングの知識をもったデザイナー人口はまだまだ少ない状況のため、正社員で優秀なデザイナーを確保しようとすれば相応の固定費がかかります。また、多くの人数をかけて一気に開発・構築をするフェーズもあれば、それほど人数を必要としないフェーズもあるでしょう。
そこで、自社の人材と同じように管理ができ、でも半年や1年といった一定期間の契約なのでプロジェクト単位で人員、人件費を変動費として調整できるという点で、ラボ型開発がメリットを発揮します。
Varealには優秀な開発者やデザイナーが多数在籍しており、このラボ型開発を得意としています。
上記のとおり、請負契約、準委任契約とそれぞれ特徴がございますが、Ruby on Railsなどウェブ系システム開発の場合、多くは要件や詳細設計まで固まっておらず、開発途中で仕様の追加や変更が生じるアジャイル開発を行うことがほとんどであることから、準委任形態で契約するほうがメリットが大きいと考えられます。
弊社では、デザイナーもアジャイル開発に参加し、柔軟に対応可能です。
準委任形態での契約の場合一人あたり(人月あたり)の費用と期間を定めて契約するため、当初は仕様が明確に固まっていなくても問題ございません。
設計担当者との打ち合わせをしながら、効率的にプロジェクトを進めることが可能です。
仕様がプロジェクトの途中段階で変更となった場合でも期間の延長を行うことで継続的に進めることができます。
なおVarealでは、請負形態での契約、 準委任形態での契約 のどちらでも業務委託を承っておりますが、プロジェクトの規模が1人月未満程度の小規模でのプロジェクトの多くは 準委任形態での業務委託形態 となっています。