Rubyでの開発お見積について
Ruby on Railsでの開発を始めとするアジャイル型開発での場合、通常は下記の方法で見積もることが多く、弊社もこの方法で見積もりをしています。
システム開発後の運用・保守に関しては、システムの規模・サーバ台数に応じた月額料金により提供しています。
(クラウド上で運用する場合のシステム使用料はダウンロード容量などにより変化します。)
ご契約形態について
Rubyでのシステム開発では以下2種類の契約形態がございます。案件の内容やお客様のご希望にあった契約形態をお選び頂けます。
①請負契約
システム開発により出来上がった成果物に対して対価をお支払い頂く契約形態です。
ご契約の段階で納期と開発内容が契約書に明記されるため、開発の仕様(システム要件、設計の詳細)が発注者様側で明確に決まっている場合には、納期と費用が早い段階で確定されるというメリットがございます。
とにかくリリースのスケジュールが決まっていて、自社で仕様書を作ることができて、発注後は全て開発会社に任せたいというお客様におすすめの契約形態です。
デメリットとしては、発注後に仕様変更や設計ミスが生じた際は、再見積もりや契約変更が必要になり、柔軟な対応ができない点です。最初の仕様を決める段階で、発注者様側でしっかりと要件を決めておいていただく必要があります。
②準委任契約
エンジニアやデザイナーなど、開発者の作業時間に対して対価をお支払い頂く契約形態です。
準委任契約の場合の開発の種類として以下の2パターンがございます。
1)ラボ型開発
「ある一定期間(半年や1年などを基本とされています)で発注する仕事量の最低保証を行う契約」のことです。
ラボ型開発では中長期的に固定でチームを確保できるため、①ノウハウが蓄積しやすい、②優秀なエンジニアを常に確保できる、といったメリットがあります。
一旦ラボ型チームとしてご契約頂ければ、契約期間中はお客様専用の開発チームとして柔軟かつ臨機応変にプロジェクトの体制を組むことができます。
また、固定費である人件費を変動費にすることができることもメリットとしてあげられます。
日本では現在エンジニア人口が足りない状況のため、正社員で優秀なエンジニアを確保しようとすれば相応の固定費がかかります。また、多くの人数をかけて一気に開発をするフェーズもあれば、それほど人数を必要としないフェーズもあるでしょう。
そこで、自社の人材と同じように管理ができ、でも半年や1年といった一定期間の契約なのでプロジェクト単位で人員、人件費を変動費として調整できるという点で、ラボ型開発がメリットを発揮します。
Varealには優秀な開発者が多数在籍しており、このラボ型開発を得意としています。
東京・福岡・ベトナムの3拠点から遠隔でのラボ型開発にてご支援をさせて頂くことが多く、リモートでもコミュニケーションをしっかりととりながら、プロジェクトを円滑に成功へと導いた実績がございます。
2)常駐開発(SES)
契約期間中、御社内常駐で弊社のスタッフが作業を行います。勤務時間・場所などは御社の業務規則に沿います。
上記のとおり、請負契約、準委任契約とそれぞれ特徴がございますが、Ruby on Railsなどウェブ系システム開発の場合、多くは要件や詳細設計まで固まっておらず、開発途中で仕様の追加や変更が生じることがほとんどであることから、準委任形態で契約するほうがメリットが大きいと考えられます。
準委任形態での契約の場合一人あたり(人月あたり)の費用と期間を定めて契約するため、当初は仕様が明確に固まっていなくても問題ございません。
設計担当者との打ち合わせをしながら、効率的に開発を進めることが可能です。仕様が開発の途中段階で変更となった場合でも開発期間の延長を行うことで継続的に開発を進めることができます。
なおVarealでは、請負形態での契約、 準委任形態での契約 のどちらでもRuby on Railsでの業務委託を承っておりますが、開発規模が1人月未満程度の小規模での開発でないプロジェクトの多くは 準委任形態での業務委託形態 となっています。