既存のアプリケーションに、正確で詳細な訪問者数などのデータ分析とレポートの作成が行えるデータ収集・分析基盤を構築しました。
Webサイト訪問者分析のためのデータ分析基盤構築
分析とレポート作成が可能なデータ収集・分析基盤の構築
データエンジニアリング観点での設計
データエンジニアリングの観点より、アプリケーションに負担がかかるのを避けるため、専用のデータ収集APIを構築し、アプリケーションはそのAPIにデータを送信することで、フロントエンドで発生した様々なデータを収集できる仕組みを作りました。
また、既存のアプリケーションへの負荷を減らすだけではなく、近年徐々に増えつつあるSPA(Single Page Application:シングルページアプリケーション)のデータ収集にも活用できる構成としました。
※SPA(Single Page Application:シングルページアプリケーション)とは、Webアプリケーションの構成法の一つで、Webブラウザ側でページの移動を行わず、最初に読み込んだWebページ上のスクリプトがサーバとの通信や画面遷移を行う方式。
セキュリティ面、安全性も考慮
データ収集を行う際はそのデータを暗号化し、安全に保護するため、クラウドサービスも活用することでセキュリティ面での安全性も実現しました。
段階と状態に応じたデータ分析基盤構築
①元の状態の生データ、②加工しやすい形に処理したデータ、③分析担当の意思決定者が最終的に確認するデータの3種類が存在するのに対し、それぞれ①データレイク、②データウェアハウス、③データマートという格納先を設計、運用することで、データ活用を促進するための、データ分析基盤の構築をおこないました。
データの状態 | 格納先 |
①元の状態の生データ | ①データレイク |
②加工しやすい形に処理したデータ | ②データウェアハウス |
③分析担当の意思決定者が最終的に確認するデータ | ③データマート |
効率的なデータのフィードバックを実現
最終的にこれらのデータは、BIツールで作成したダッシュボードをプロジェクトの意思決定者であるPMや、開発に携わるエンジニアに公開することによって、効率的にアプリケーションのデータ上の状態(訪問者、特定機能の活用量など)をフィードバックすることができました。
このように、VarealではあらゆるWeb上のサービスを伸ばしていくにあたって欠かせないデータ収集・分析基盤を構築することで、素早く関係者にフィードバックをおこない、サービスの改善をしていくための意思決定のお手伝いをさせていただきます。
ぜひ一度お問い合わせください。