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システム開発における運用保守業務について解説 

システムを安定稼働させてサービスを継続的に提供するには、運用保守業務が欠かせません。
今回は、運用保守の必要性について解説いたします。

ブログ作成者紹介

氏名:Y・Y
所属:営業部
入社年:2023年4月

運用保守とはなにか

システムの運用保守とは、システムの安定稼働を確保するための管理、監視、メンテナンス、トラブルシューティングなどの業務を指します。
具体的には、不具合の対応やサーバートラブルへの対応・利用している技術のアップデートに追従したセキュリティリスクの回避などが挙げられます。

運用保守の必要性

運用保守はシステムを安定して稼働させるために欠かせない業務になります。
運用保守の必要性として下記の4点が挙げられます。

システムの安定稼働を維持

システムは使用環境やハードウェアの劣化などにより不具合が発生する可能性があります。
システムメンテナンスを行い、早期に不具合の原因を発見することで不具合を未然に防止することで、万が一不具合が発生した場合でも迅速に復旧することが可能になります。

システムの安全性の向上

セキュリティ対策や脆弱性対策を行うことで、システムの安全性を高めることができます。

システムのパフォーマンスの向上

システムは使用環境やデータ量の増加などによりパフォーマンスが低下する可能性があります。
システムメンテナンスを行うことで、ハードウェアの増強やソフトウェアのチューニングを行い、システムのパフォーマンスを向上させます。

システムの機能拡張や改修

ビジネスの変化やクライアントのニーズに合わせて、新機能の追加や既存機能の改修を行います。

VAREALでの運用保守業務

VAREALでは、クライアントの要望にあわせて保守プランをカスタマイズすることが可能です。
下図のようにアプリケーション保守・サーバー保守と切り分けており、どちらか一方を行うプランや、どちらも行うプランがございます。

サーバー運用保守の業務

Webアプリケーションおよびシステムで使用しているサーバーの運用保守を行います。
具体的なスコープ内容は下記になります。

サーバー停止時の再起動処理

障害の原因を特定し、必要な修正を行い、サーバーを安全に再起動して正常な運用を復旧させます。

サーバー稼働中でも対応可能なシステム増強

サーバーを停止することなく、システムの機能や性能を増強します。
システムの増強によりシステムの可用性を向上できることやビジネスの成長に迅速に対応できるなどのメリットがあります。

インシデント発生時の調査および報告

システム障害やセキュリティインシデントなどの異常が発生した際に、原因を特定し、被害を最小限に抑えるために必要な情報収集と関係者への報告を行う一連の作業を行います。

クラウドインフラ業者からのメール通知の内容調査

クラウドインフラ業者からのメール内容を調査し、システム運用保守に役立つ情報を収集する業務です。
システム障害に関する情報、メンテナンスに関する情報、セキュリティに関する情報、その他サービス料金改定などの情報を調査・報告することによりシステム障害の迅速な対応やメンテナンス作業の事前準備、セキュリティ対策の強化を行うことができます。

サーバーのシステムセキュリティアップデート

サーバのOSやミドルウェア・アプリケーションなどのソフトウェアに公開されたセキュリティパッチを適用し、システムの脆弱性を修正を行い、セキュリティレベルを向上させる作業です。
具体的には公開されたセキュリティパッチ情報の収集と分析、セキュリティパッチの適用、適用後の動作確認などが挙げられます。

アプリケーション保守の業務

Webアプリケーションおよびシステムの運用保守を行います。
具体的なスコープ内容は下記になります。

不具合の対応

不具合の対応の流れは下記になります。
1. まず問題の特定と原因の分析を行い、それに基づいて解決策を検討します。
2. 次に、解決策を実装し、修正が適切に行われたかどうかをテストして検証します。
3. 修正を確認後、クライアントに対して通知し、同様の問題が再発しないように予防措置を講じるための対策を検討します。

セキュリティリスクの調査

EOL調査(※)やGithubでのセキュリティリスクの調査を行い、発見されたセキュリティリスクの対策について調査し、クライアントに報告します。

(※)EOL調査:EOL(End-of-Life)調査とは、製品やシステムがサポート終了(エンドオブライフ)される時期を特定し、影響やリスクを評価するプロセスです。

セキュリティアップデートの対応

セキュリティアップデートの対応の流れは下記になります。
1. まずアップデートの内容と影響を評価し、緊急性や重要度を判断します。
2. アップデートをテストし、システムの動作や互換性に問題がないか確認します。
3. 適切なタイミングでアップデートを実施し、必要に応じてクライアントに通知や指示を行います。

VAREALでは

VAREALの運用保守には下記の強み・特徴がございます。

豊富な経験と実績

設立当初から多種多様な業界のお客様へシステムメンテナンスサービスを提供して参りました。
豊富な経験から得た知見をもとに、あらゆるケースに対して最適なご提案が可能です。

万全のセキュリティ

ISMS認証を取得し、ISO/IEC 27001基準に基づく情報セキュリティを確保しています。
クライアントに安心して取引できる環境を提供しております。

小回りの効く対応

中規模組織であるからこそクライアントに合わせた小回りの効く柔軟なご対応が可能です。
社内で効率的な意思決定を行い、クライアントの急なご相談やご要望に迅速に対応しております。

潤沢なリソース

弊社は、ベトナムに100%子会社のオフショア拠点を保有しております。
そのため、中〜大規模な追加開発のご要望がある場合でも社内でリソースを確保し対応が可能です。

最後に

今回はシステム運用保守の必要性や業務の内容について解説いたしました。
弊社では、コンサルティング・UI/UXデザイン・ソフトウェア開発・AI開発/データ基盤構築・運用保守までワンストップでご支援可能ですので、なにかお役立ちできることがございましたら下記リンクよりお問い合わせくださいませ。

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