先日、社内で成長支援委員会主催の第13回LT会が開催されました。このブログでは、私自身も登壇したLT会の様子や、そこで得た学びを皆さんと共有したいと思います!
ブログ作成者紹介
Vareal株式会社
名前:W.H
部署名:データサイエンス部
役職 (ポジション):データサイエンティスト
業務内容:生成AI(Chatbot)ソリューション開発、AI・データサイエンスを活用したビジネス課題の解決支援・提案など
得意なこと:書くこと (考察 & レポーティング)
趣味:読書、散歩、映画鑑賞
目次
- あらためて..、LT会とは?
- 短時間で伝える!その魅力とは
- 自由度が高い!プレゼン内容と道具
- 週末金曜の夕方にオンライン開催!
- 第13回LT会 (2025年3月28日開催)
- AI技術とは何か?.. 脅威の高速コーディングエージェントCline!
- Difyを使った議事録作成アプリ
- これまでのLT会 (振り返ってみよう!)
- 第1回LT会 (2023年10月23日開催)
- 第2回LT会 (2023年11月24日開催)
- 第3回LT会 (2023年12月2日開催)
- 第4回〜第6回LT会 (2024年1月〜4月開催)
- 第7回LT会 (2024年6月28日開催)
- 第8回LT会 (2024年7月26日開催)
- 第9回LT会 (2024年8月23日開催)
- 第10回LT会 (2024年9月27日開催)
- 第11回LT会 (2024年11月22日開催)
- 第12回LT会 (2025年1月31日開催)
- おわりに
あらためて..、LT会とは?
「Lightning Talk (ライトニングトーク)」、または「稲妻トーク」とも呼ばれるこの形式、実は勉強会やイベント、カンファレンスなどでよく見かけるプレゼンテーションのスタイルです。
その名の通り、雷のように素早く、エネルギッシュな発表が特徴。プレゼンテーションの時間も、通常は3〜5分程度と超短時間! 最大でも10分の制限時間が設けられています…が、当社では少し長めの15分を目安に発表しています。
短時間で伝える!その魅力とは
Lightning Talkの最大の特徴は、その短さ。長時間のプレゼンとは異なり、時間内に伝えたい内容を凝縮して伝えなければなりません。この短さゆえに、聴衆の集中力も保たれやすく、エネルギッシュでスピーディな内容が求められます。また、内容が簡潔であるため、聴衆にとっても理解しやすく、情報が頭に入りやすいという利点があります。
自由度が高い!プレゼン内容と道具
Lightning Talkは、基本的にルールがほとんどありません。発表の内容や方法についても、発表者の自由度が非常に高いのが特徴です。スライドを使って視覚的に伝えるもよし、ホワイトボードや小道具を使って実演するもよし。プレゼン内容や使う道具に制約が少ないため、発表者は創造性を発揮しやすく、面白い形で聴衆にアプローチできます。
週末金曜の夕方にオンライン開催!
毎月…ではないですが、月末の週末金曜の夕方17時〜18時に、1時間程度時間をとって、Google MeetでオンラインLT会を開催しています!
第13回LT会 (2025年3月28日開催)
今回は、私を含めたデータサイエンス部のメンバー2名が登壇し、「AI技術の概念」と最近話題の「コーディングエージェント Cline」、そして、「Difyを使った議事録作成アプリ」などについてお話ししました。
1. AI技術とは何か?.. 脅威の高速コーディングエージェントCline! (W.H (わたし))
2. Difyを使った議事録作成アプリ (M.Tさん)
1. AI技術とは何か?.. 脅威の高速コーディングエージェントCline!
「AIとは「人工知能」の略で、人間の知的な能力を模倣する技術を指します…」といった話からはじまり…、AI技術の本質は「入力データを基に別のデータ(出力)を生成する能力(データ変換能力)にある!」といった基本的な概念から、そのデータ変換例、さらに最近話題の「Cline」というコーディングエージェント (AI支援ツール)などについて、解説しました。
また、生成AIを代表する技術の一つであるチャットボットやRAG (Retrieval-Augmented Generation)、「どのようにプロンプト (質問文)を入力すれば、適切な回答を引き出せるのか?」といったプロンプトエンジニアリングのコツにも触れました。
ちなみに、最近、「AI技術とは何か?」というテーマの技術ブログも書いています。「もっとAIの概念的な所を詳しく知りたい!」といった方がいましたら、よかったら、こちらもご参考までにご一読頂けると幸いです。
2. Difyを使った議事録作成アプリ
Tさんの発表は…、昨年の夏頃から話題になっていた「Dify」についてのお話し。「サカナくん」をモデルにした「語尾にギョギョッ!といった言い回しで、魚に関するトリビアを回答してくれる」AIエージェントや、会議の内容を文字起こししたファイルを基に「チャット上で議事録を生成してくれる」AI機能の紹介でした。
ちなみに、こちらの「Dify」は、ノーコードでAIアプリケーションを開発できるプラットフォームで、プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で簡単に、大規模言語モデル (LLM)を活用した「AIチャットボット」や「エージェント」といったLLMアプリを構築できる。といった便利なツールになっています。(さまざまなテンプレートが提供されていて、業務効率化やマーケティング支援、カスタマーサポートなどに役立ちます。)
これまでのLT会 (振り返ってみよう!)
2023年10月から開催しているVarealの社内LT会。今回は、これまでの発表内容をざっと振り返ってみたいと思います…! 🔍
第1回LT会 (2023年10月23日開催)
1年半ぐらい前に、「社員のプレゼン力・人前での説明能力・調査能力の向上」を目的として開催された「最初のLT会」。開発部のエンジニア3名が登壇し、自身の得た知識や経験などを熱く語りました!
1. Marp体験会 (H.Tさん)
2. Dockerイメージ削減に関する学び (T.Mさん)
3. 案件先に増員の話をしたら受諾していただいた話 (M.Kさん)
第2回LT会 (2023年11月24日開催)
第2回LT会では、「VRChat」や「Cursor」といったツールを紹介!「VRChat」は気軽に始められるVRプラットフォームで、「Cursor」はAI搭載のコードエディタで、簡単にVScodeから移行できます。そして…、社長が登壇!「Sheetgo」を使ったスプレッドシートでのData Pipeline構築方法について、解説されました。
1. VRChatの始め方 (T.Fさん)
2. Cursor入門 (T.Mさん)
3. Data Pipelineについて (社長)
第3回LT会 (2023年12月22日開催)
第3回LT会では、第2回LT会で登場した「VRChat」の続編などの話が…!? その仕組みについて詳しくご紹介頂きました。
1. VRChatの紹介 ~仕組み編~ (T.Fさん)
2. トラブルシューティングはログ確認! (社長)
第4回〜第6回LT会 (2024年1月〜4月開催)
第4回〜第6回LT会の内容はこちら!
第4回LT会 (2024年1月26日開催)
1. Flutterとかいうもの (Y.Hさん)
第5回LT会 (2024年2月22日開催)
1. 我が家のワンちゃんたち (T.Mさん)
2. AWSで不正利用されて約38万円請求された話 (S.Sさん)
第6回LT会 (2024年4月12日開催 ~LT大会 in 経営計画発表会~)
1. RAGによる特化型LLMの構築 (Y.Cさん)
2. 1年を振り返って (S.Wさん)
3. 好きなゲーム1位をOuterWildsに塗り替えられた話 (H.Tさん)
4. NO VRChat NO LIFE (T.Fさん)
第5回では、ちょっとびっくりなテーマ「AWSで不正利用されて約38万円請求された話」が登場!実際に起きた不正利用の体験を通じて、AWSのセキュリティ対策について学ぶことができました。ちょっと怖い話ではありましたが、どうやって対策を取るべきか、どんな設定が大事なのかを学べる貴重な時間でしたよ!
そして、昨年4月に開催された第6回LT会は、なんと…経営計画発表会とのコラボ! 4名のメンバーがそれぞれ面白いテーマでプレゼンを行いました。どの回も技術的な学びから日常の楽しさまで、多彩な内容が盛りだくさんでした!
第7回LT会 (2024年6月28日開催)
第7回LT会は、機械学習の基本が学べるAIコースの紹介と、久しぶりにSQLを書いたときに「;」を忘れたエピソード..!? 基本を再確認する大切さを改めて感じさせられる内容でした。
1. Developer RoadmapsのAI and Data Scientistコースに挑戦 (M.Tさん)
2. 久しぶりにSQL書いたら「」を忘れてた話 (T.Fさん)
第8回LT会 (2024年7月26日開催)
第8回LT会では、主成分分析とコミュニケーション改善がテーマに! PCAを使ったワインの品質に影響する成分の分析と、DiSC理論で人間関係を円滑にする方法が紹介されました。
1. 主成分分析と因子分解 (M.Tさん)
2. にんげんっていいな ~タイプ別コミュニケーションからの学び~ (Y.Fさん)
第9回LT会 (2024年8月23日開催)
第9回LT会は、「Ruby技術者認定試験に挑戦したエピソード」と「LangGraphを使ったAIエージェントの処理フロー」のお話でした。
1. Ruby Gold ver.3 受けてみた ~9年間眠っていた私がGoldに認定されるまで~ (D.Yさん)
2. AIエージェント(Chatbot)を作る! LangGraphの使い方 (前編) (W.H (わたし))
第10回LT会 (2024年9月27日開催)
第10回LT会では、「ラジオの魅力」や「航空会社向けのカスタマーサポート用チャットボットの実装例」についての紹介がありました!
1. ラジオのススメ (D.Hさん)
2. カスタマーサポートのチャットボットの例 (M.Tさん)
第11回LT会 (2024年11月22日開催)
昨年11月の第11回LT会は、50分という長めの特別枠! 開発部のメンバーがシステム開発の重要ポイントを発表!!!
1. しくじり先生俺みたいになるな! ~2つの請負案件で失敗した話~ (R.Hさん)
第12回LT会 (2025年1月31日開催)
2ヶ月前に開催した前回のLT会。市場規模調査などに使われる「フェルミ推定」と、Figmaの「レイアウト編集機能」について解説!
1. フェルミ推定をやってみよう (M.Tさん)
2. 他の人のデザインから学んだFigmaの話 (T.Fさん)
おわりに
いかがでしたでしょうか。これまでの13回のLT会では毎回新しい挑戦があり、参加者全員が成長できる場となってきました。今回も新たな学びがあり、次回がますます楽しみですね!
(最後に、このようなすばらしい会を開催していただいた成長支援委員会の皆様に感謝します!)
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