プログラミング言語やシステム開発の手法におけるトレンドをご紹介します。
プログラミング言語にはそれぞれ特長があり、また、時勢にあわせて流行り廃りがあります。トレンドをしっかり掴んで自社のシステム開発に役立てましょう。
この章では、トレンドを簡単にご説明し、以降の章で主な内容について詳しくご紹介いたします。
プログラミング言語における衰勢
現状、勢いのあるプログラミング言語は、開発スピードを重視した言語です。
近年、ユーザーの志向が目まぐるしく変化していくようになりました。
そこで、要件定義からリリースまでの工程を、スムーズに進められる潜在能力が求められています。
アイディアをすぐに形にするには、素早いシステム開発が不可欠なためです。
したがって、コードがシンプルで分かりやすく、応用の幅が広いプログラミング言語に人気が集まっています。今回は、代表例としてRubyとJavaScriptを紹介します。
バックエンド開発言語のRubyとRuby on Rails
Rubyは、バックエンド開発で人気の言語です。サーバーやデータベースなどの、システムの見えない箇所を担います。
Ruby on Railsは、Rubyの人気を支える便利なフレームワークです。汎用性が高く、さまざまなシステムに利用されています。
Ruby on Railsを使ったシステムの例として、以下があります。
・レシピサイトのクックパッド
・情報サイトのグノシー
・会計ソフトのfreee
・クラウドソーシングサービスのCrowdworks
下記で詳しい内容をご説明します。
Rubyの強み
Rubyは追加開発や仕様変更に強い言語です。よく使われる機能をパッケージにしたGemと呼ばれるライブラリが数多くあり、短期間で機能を実装しやすいことが強みです。
人気の高い言語のため、新しい技術に対応するGemが豊富に揃います。スタートアップ企業やベンチャー企業などの、スピードを重視するシステム開発にはRubyがよく用いられています。
Ruby on Railsとは
Ruby on Railsは、Rubyを使ってアプリケーションを作るための枠組みです。
アプリケーション開発に必要な機能が数多く揃っています。
そのため、一つひとつの機能を構築する手間を簡略化し、短期間で理想のシステム開発ができます。
Rubyが得意とするシステム開発
ここでは、Rubyが得意とするシステム開発の代表例をご紹介します。
Webアプリケーション
Webアプリケーション開発は、Rubyが最も得意とする分野です。
前述のとおり、Webアプリケーション開発に必要な、さまざまな機能やパッケージが用意されています。
Rubyを熟知したエンジニアであれば、希望に沿ったパッケージを探し出し、迅速なシステム開発を実現できるでしょう。
SNSサイト
Rubyを用いれば、SNSサイトの作成が簡単にできます。
なぜならRuby on Railsには、ユーザー登録機能やログイン機能、投稿機能が用意されているためです。
さらに、新しいデザインや拡張機能を使ってオリジナルのSNSサイトが実現できるでしょう。
ショッピングサイト
Ruby on Railsにあるショッピングサイト用のパッケージを使えば、決済機能も簡単に実装できます。
また、SNSサイトと同じで、ユーザー登録機能やログイン機能を使います。
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JavaScriptを使ったフロントエンド開発
フロントエンド開発とは、ユーザーの目に見える部分の開発です。HTML、CSSと並んで、JavaScriptが重要な役割を果たします。
JavaScriptの特徴
JavaScriptは、Webサイトに動きを付けられる言語です。例えば、マウスに反応して画像を変える動作は、JavaScriptが可能にしています。
人気の高い言語で、Webサイト作成に必要な一通りの機能が備わっています。
また、多数のフレームワークやライブラリ(※)によって、多機能なアプリケーションを即座に作成できることが特徴です。
フロントエンド以外にも、バックエンドとしての利用も可能となり、多彩な機能を持つ言語です。
(※)フレームワークやライブラリ:文字入力にある辞書登録機能のように、特定の機能を簡易な文字情報で呼び出せる機能。
JavaScriptの得意分野
JavaScriptが得意とする、動きのあるWebサイトについて、具体例を挙げます。
ポップアップを表示する
注意や警告メッセージを、ポップアップウィンドウに表示できます。
例えば「カートに入れる」ボタンを押した後に「カートに入れました」と書かれたポップアップウィンドウを表示させられます。
画像が横に動くスライダー
ショッピングサイトに多く採用されている機能です。
商品画像を横にスライドして何枚も確認できるため、ユーザーが縦に長くスクロールする手間を省けます。
情報の一部を読み込む機能
新しいページを読み込むことなく、画像の一部分を読み込むことで、滞りなく表示させることが可能になりました。例えば、Google Mapをサイトやアプリケーションに埋め込むと、地図内を動かせて、所在地の把握がしやすくなっています。
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ITに精通した人材の登用
DX化の推進や、ユーザーの志向における急速な変化に伴い、日本国内のIT人材が不足しています。ITビジネスの急速な普及により、国内のエンジニア不足は深刻な問題となっています。その人材不足を補う手段として、海外の技術者に開発業務を委託する、オフショア開発が注目を集めています。若くて優秀な人材が豊富な、アジアの国々への委託が盛んに行われています。今回は、オフショア開発について説明します。
オフショア開発の利点
オフショア開発の利点は以下の通りです。
・語学力を必要とするコミュニケーションが可能
・技術力が高い人材を数多く投入できる
・短納期での開発が可能(ラボ開発に向いている体制)
ラボ開発とは、専属チームを作って一定期間人材を確保する開発体制です。つまり、オフショア開発は緊急のプロジェクトなどに最適といえます。
オフショア開発の注意点
その国の文化や考え方の違いからくる、認識の違いを埋める必要があります。しかし近年は、オフショア開発が盛んに行われており、スムーズに開発を進めるためのノウハウが蓄積されています。
また、エンジニアとの橋渡しには、母国語とは別で日本語のできるブリッジ人材が必要です。
規模の小さな開発ではブリッジ人材の費用がかさむため、おすすめできませんが、エンジニアを複数人必要とする大きな開発であれば、人件費を抑えられます。
Varealはベトナムにオフショア開発の拠点を持っており、実績も数多くあるので、オフショア開発ならVarealにお問い合わせください。
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また、オフショア開発の利用もできるため、海外市場を見据えたサービスの構築を実現します。
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