現代において、セキュリティは企業にとって最も重要な要素の一つです。
VAREALでは、システム開発においてセキュリティの強化を常に優先しています。
この度、Okta, Inc.とパートナーシップを締結したことにより「Customer Identity Cloud(CIC)とWorkforce Identity Cloud(WIC)」に関して、導入支援サービスの提供を開始しました。
本ブログでは、Oktaのサービス概要とVAREALがOktaを導入することによりどのようなメリットが相乗的に発生するのかについて紹介いたします。
ブログ作成者紹介
氏名:Y・Y
所属:営業部
入社年:2023年4月
Okta Customer Identity Cloudの概要
Okta Customer Identity Cloudは、クラウド型のID管理プラットフォームであり、高度なセキュリティ機能に加えて、開発者にとって柔軟なカスタマイズを可能にします。
Okta Customer Identity Cloudサービスでは下記の機能を提供しております。
①シングルサインオン(SSO)
ユーザーが一度のログインで複数のアプリケーションやサービスにアクセスできる機能です。
ユーザーにとっては単一のログインでアクセスできるため、ログインの手間が省けます。
管理者にとってはアクセスを一元管理できるため、セキュリティポリシーの適用やユーザーのアクセス権限管理が効率的になります。
②多要素認証(MFA)
認証プロセスに複数の認証要素を組み込むことでセキュリティを強化する機能です。
例えば、ログイン時にパスワードに加えて、スマートフォンに送信された確認コードを入力することにより、認証のセキュリティレベルが大幅に向上します。
③APIセキュリティ
APIアクセスの認証・認可を保護し、セキュリティの脆弱性を防ぐ機能です。
APIを介したデータ通信に対して安全性を高め、システム運営企業がセキュリティを確保しながら効率的にサービスを提供できるようサポートします。
④ユーザープロフィール管理
ユーザーの個人情報や設定を一元的に管理することにより、重複や不正確な情報を排除します。また、他のシステムやアプリケーションとユーザープロフィール情報をシームレスに連携することができます。
⑤ソーシャルログイン
ユーザーがソーシャルメディアアカウントを使用して簡単にサービスにログインできるようにする機能です。
ユーザーにとっては既存のソーシャルメディアアカウントを使って簡単にログインできるため、登録とログインのフローがスムーズになります。
管理者にとってはソーシャルメディアプラットフォームのセキュリティ機能を活用することで、パスワード管理のリスクを軽減し、全体のセキュリティレベルを向上させることができます。
⑥ログイン履歴の記録と監視
ユーザーのログイン活動やシステムの利用状況を記録し、監視できる機能です。
不正アクセスや異常なログイン試行を早期に検知し、迅速な対策を講じることができます。
導入による効果とメリット
①セキュリティ強化
OktaのMFAにより、パスワードだけではなく追加の認証要素を導入し、アカウントハッキングのリスクを大幅に低減します。
②開発の迅速化と効率化
Oktaの豊富なAPIやSDK(*)により、開発者が簡単に認証機能を組み込むことができ、アプリケーションの開発スピードが向上します。
(*SDK:特定のプラットフォームやソフトウェアアプリケーションの開発を支援するために提供される一連のツールやライブラリ、ドキュメント)
③ユーザーエクスペリエンスの向上
SSOやシームレスな認証プロセスにより、ユーザーはスムーズにアプリケーションを利用でき、エクスペリエンスの向上が図られます。
今後の展望
Okta Customer Identity Cloudを活用し、システム開発のご支援をさせていただくことによりお客様にとって安全でスムーズなアクセスを提供し続けます。
また、今後もセキュリティ技術の導入だけでなく、システムのアップデートや新機能の開発のご支援をさせていただき、お客様の信頼に応えていきたいと考えています。
最後に
Varealでは大規模なソフトウェア開発、アプリ開発、AI開発、システムインテグレーション、運用保守までワンストップでご支援することが可能です。
なにかお役立ちできることがございましたら下記リンクよりお問い合わせくださいませ。