デザイナーの福田です。
Photoshopの「画像アセット」は使っていますか?これはPSDファイルからJPG、PNG、GIF、SVG画像を簡単に生成してくれる大変便利な機能です。今回はこの「画像アセット」機能について紹介します。
「画像アセット」について
以前は画像の切り出しはスライス機能で書き出すのが定番でした。その代わりとなるのがこの「画像アセット」です。スライスと比べると大幅に切り出す時間を短縮できるのでまだ、使ったことがない方は是非試してみて下さい。では、さっそく使い方を説明していきます。
「画像アセット」の使い方
1. まずはPSDでファイルを保存します。
2. 書き出したいレイヤー名の後ろに拡張子を追加します。
(使用できる拡張子はJPG、PNG、GIF、SVGの4つです。)
3. 「ファイル」 > 「生成」 > 「画像アセット」にチェックを入れます。
すると、これだけでpsdファイルが保存されている階層にフォルダが自動生成され、
その中には拡張子を設定した画像が書き出されます。
サイズを指定する
2倍で書き出す
スマホに対応させるため、画像を2倍で書き出したい場合もあると思います。
その場合はレイヤー名の前に「200%」と追加すると2倍サイズで画像を書き出してくれます。
複数サイズで書き出す
等倍と「200%」の2サイズ書き出したい場合は以下のようにレイヤー名をコンマかプラスで区切ります。
レイヤー名が同じだとエラーが起きるので重複しないよう変更して下さい。
注意点
2倍サイズなど拡大する場合はベクター画像はスマートオブジェクトに変換しないと画質が劣化してしまいます。
画質を指定する
JPGとPNGは画質を指定して書き出すこともできます。
JPG
画質を80%にしたい場合は拡張子の後ろに「80%」と追記します。
0〜100%の間で指定できます。
PNG
pngの場合はビット数で指定するので数値は「8, 24, 32」にいずれかになります。
その他「画像アセット」の便利な使い方
フォルダごとでも書き出せる
「画像アセット」はレイヤー、一つ一つだけでなくフォルダごと書き出すことも可能です。内包しているフォルダ名のみ設定して下さい。レイヤーが多い場合はフォルダでまとめて書き出すと楽です。
マスクを使って書き出せる
レイヤーマスクを適用させた部分のみ書き出すことも可能です。
クリピングマスクも同様に利用可能です。
まとめ
最後にレイヤー名の指定方法をおさらいします。
Web制作の場合、画像を数十枚書き出す機会は多いので「画像アセット」を使うか使わないかで作業スピードが大幅に変わってきます。業務を効率化したい方は是非、使ってみて下さい。
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